フェロー諸島とは Faroe Islands Overview

フェロー諸島は、北大西洋のアイスランドと北欧のノルウェーの間に浮かぶ、火山でできた18の島々の群島で、デンマークの自治領として独自の政府を持っています。

合わせて約1,400K㎡という東京都を一回り小さくした位の広さを持ち、多くの島々の間にある海も、島々を結ぶトンネルやフェリーで道路と航路が網羅されているので交通が便利でした。

空港のある西のヴォーアル島から、道路でいける最東のヴィウォイ島(Viðoy Island)までのんびり車を運転して3時間位でした。気候は6月中旬〜7月中旬の滞在時は平均10度前後の冷涼な気温でした。南半球からの暖かい海水を運ぶ暖流に属する北大西洋海流の通るフェロー諸島は、年間を通して冷涼ですが冬でも殆ど -5度以下にはならないとのことで、冬は雪は閉ざされるほど多くは積もらないそうですが、厳しいストームが続くことがあるそうです。

日本からフェロー諸島への行き方は北欧や各国経由の航空路線があります、成田からデンマークのコペンハーゲン経由のスカンジナビア航空で同一航空社で乗り継ぎしました。通貨はフェロークローネでデンマーククローネと同等に使うことができました。岩壁や、広がる草原には多くの渡り鳥が息をのむほど飛来していて、繁殖の時期、色合いが独特な渡り鳥のパフィンの群が、海で小魚を採っては巣に戻り、子育てに飛び回っている姿は空を覆い尽くすようでした。人口の2倍いるという羊が行き交う広大な丘を登ると、海に浮かぶ荘厳なフェロー諸島のフィヨルドの姿を見渡すことができました。